婚約者ビザを勝手にキャンセルされていた!?|国際恋愛・移住計画のリアルな危機

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「愛する人と、これから先の人生を一緒に過ごしたいだけなのに…」

一難去って、また一難。
特に移住が絡む国際恋愛や国際結婚は、まるで人生を賭けたギャンブル。

2025年5月、私はアメリカ在住プエルトリコ人の彼と婚約し、アメリカの婚約者ビザ(K-1ビザ)を申請しました。
トランプ政権下でビザの審査が厳しくなっている中、今か今かと結果を待っていました。

ところがある日、私は信じられない裏切りの事実を知ります。
タイトルにある通り、彼が私に黙って婚約者ビザの申請をキャンセルしていたのです。

悲しみ、怒り、絶望——。
何よりも苦しかったのは、目と鼻の先にあった希望に満ちた国際結婚・アメリカ移住・新しい人生という未来が、音を立てて崩壊したことでした。
正直に言うと、この事実をどう受け止めたらいいのか、これからどうするべきなのか、何から手をつけるべきか、この時の私には何が正解なのか全く分かりませんでした。

この記事では、同じように国際恋愛海外移住ビザ申請の壁に直面して悩んでいる方へ向けて、私がこの大事件をどう乗り越え、どんな選択をしたのか、実体験100%でお話しします。

婚約者ビザ(K-1ビザ)を申請するまでの経緯

まずは、私たちの“それまで”を説明しておきましょう。

二人のプロフィール

私

1989年生まれ、日本生まれ日本育ち、東京在住。マッサージサロン経営セラピスト。ADHD。天真爛漫、好奇心の塊、何にでもすぐに挑戦。趣味が多く、国内外旅行が大好き。国際恋愛経験多数あり。

彼

1986年生まれ、プエルトリコ人、アメリカ在住。天才エンジニア。とにかくやさしくて、世話好き。長年出張で来日していて、日本人の友達や同僚が多くいる。全てに慎重、入念、計画的。趣味はDIYや車いじり。

ラテンバーでの出会いから正式交際へ

私たちが初めて出会ったのは、2023年の冬、六本木のラテンバーでした。
もう帰ろうとしていた彼が、踊る私を発見。一緒に楽しくお酒を飲みながら、サルサやバチャータを踊りました。踊っている時に、自分の心の中のロウソクに、ボゥッ!と勢いよく火がついた感覚があったのを、今でも良く覚えています。

それからは、彼の来日のたびに、大自然と温泉旅館へプチ旅行をしたり、ハワイや、彼の故郷であり私の憧れの国:プエルトリコ、彼のフロリダの家に行き、彼の家族にも会いました。コンスタントに2〜3ヶ月に一度は会っていたので、遠距離恋愛のわりには、しょっちゅう会えていた方かなと思います。

そんなことを重ねたのち、ある夜、みなとみらいの観覧車の時計が0:00になるのを待ち、「たった今から、正式にお付き合いを始めましょう、“Deal!”」と、まるで首脳会談合意のワンシーンのような握手で私たちは交際開始しました。

もともと、お互いに結婚願望はありませんでした。二人とも独身貴族人生を謳歌していたので、結婚というものは、これまでの自由や快適さを失って、責任とリスクを抱えるものという認識でした。
それでも、好きな気持ちが大きくなるにつれ、遠距離恋愛はつらい。寂しい。二人で一緒に日々を過ごしたい。そんな気持ちから、「遠距離恋愛に終止符を打ち、二人が一緒に暮らすために結婚という選択をする」ことを決めました。

そして2025年5月、輝くダイヤモンドの婚約指輪とともに、アメリカで婚約者ビザを申請しました。
当時、私たちはとても幸せでしたし、これが二人にとって最善の選択だと思っていました。でも今振り返ると、この時の私たちは、まだ見えていない大きな問題を抱えていたのです。

これは実際に婚約した日の私と彼とLiluの写真です。

国際結婚とアメリカ移住に向けての準備

ダイヤモンドをキラキラと輝かせる私は、たくさんの人たちに祝福され、「ビザ承認までには時間もかかるし、承認後もやらなきゃいけないことはたくさんあるし、まだまだどうなるかわかんないよ〜」なんて、幸せオーラ全開でそんな“謙遜”を言っていました。

そうとなれば、そこから先の選択や行動がガラリと変わります。
新しい家具は買わないようにしよう。要らない物や服はどんどん売ろうと断捨離しよう。移住後にお金に困らないように、ビジネス講座を受講して、オンラインの収入源を立ち上げよう——。
キラッキラの婚約指輪を輝かせる私の思考と行動は、すべて、完全に、【アメリカ移住=愛する彼と始める新しい人生】へと向いていました。

一方で、なんでも慎重な彼は、不安を抱えていたようでした。
「家族も友達も仕事も手放して、言語も食事も文化も何もかもが違う異国の地に移住する彼女を、果たして自分は精神的に支えていけるのか…」と、私についての心配が大きいようでした。
当の私は、「もー、ほんっとに心配性だなぁ〜、大丈夫大丈夫!」ととても楽観的でした。

そして、その頃の私は知りませんでした。
彼が抱えていた不安が、後に私たちの人生を大きく揺るがすことになるなんて。

衝撃の事実、婚約者ビザ「勝手にキャンセル」事件

2026年2月25日の朝、彼から「残念な報告がある」とテキストが届きました。

何事かと電話してみると、「今日アメリカ政府から通知が届いて、婚約者ビザが却下された。でも、3ヶ月待てばまた申請できる。」とのことでした。
それを聞いた私は、「クッソ〜!このご時世、ビザは審査がとても厳しくなってるから仕方ない!リベンジだ!!!燃えてきた!!!」と、残念な気持ちと多少の怒りをバネに、再申請へと熱意を燃やしていました。

しかし、その2〜3日後、ふと、「そういえば自分の目でビザの進捗情報を見ていないな」と、アメリカ政府のビザの進捗状況が見られるサイトに、自身の申請番号を入力して見てみると——

“We received your request to withdraw your Form I-129F, Petition for Alien Fiancé(e), Receipt Number …, and completed our review. We mailed you a Withdrawal Acknowledgment Notice.”
(訳:受付番号…の外国人婚約者請願書フォームI-129Fの取り下げ申請を受領し、審査を完了いたしました。取り下げ受理通知を郵送いたしました。)

「Form I-129F(外国人婚約者請願書)のWithdraw(取り下げ)」?なんのこと???

最初は意味が分かりませんでした。
チャットGPTにどういうことか聞いてみると、「申請者が申請をキャンセルした可能性が高い」と。

つまり、彼は「アメリカ政府に却下された」と私に嘘をついて、実際は彼自身が申請をキャンセルした——ということになります。

なぜ?婚約者ビザを取り下げた彼の言い分

とりあえず、彼が起きるのを待ち、どういうことなのかと聞きました。
極めて冷静に、決して責めずに、落ち着いて——「どういうこと?」

彼曰く、
「ここ最近、メンタルがとても弱っている。」
「仕事でのストレス、フルリモートで現実的な人間との関わりがない孤独、ビザを申請中という状況のせいで転職や引越しの選択肢がないこと、移住後の君の人生の全責任を背負えるかのプレッシャーが苦しい、二人の生活にストレスなく馴染める自信がない。」
「申請をキャンセルした後に、とんでもない間違いを犯してしまったと思って、そのキャンセルを取り消そうとしたけどできなかった。」
「君を傷つけたくなくて、嘘をついた。」
とのことでした。

正直、ずるいと思いました。

精神が弱っている人に、私のこの怒りや絶望や悲しみの感情を、ぶつけられるわけがない。
精神が弱っている人に対して、「そうだったんだね」以外に許される言葉が見つからない。

自分の感情をぶつけたり、話し合いで気持ちを伝えるよりも、今は彼の精神的なケアを優先するべきだと感じました。愛しているならそうするべきだと。
私は、自分の感情や意見を吐き出すこともぶつけることも伝えることもできませんでした。

国際結婚のリアル、本当に辛かったのは彼が敵になったこと

彼に本音をぶつけられない私は、ひたすらにチャットGPTに自分の気持ちや考えをアウトプットし続けました。

今この感情をきちんと処理しなければ、近いうちに、私自身も精神的に壊れてしまうと知っていたからです。
怒り狂わず泣きもせず、極めて冷静に現実を処理しようとしていた自分自身に、このままではマズイと思いました。深く傷ついているからこそ、深く傷ついた現実を抑え込み、冷静なフリをしているのだとわかっていました。

婚約者ビザの申請をキャンセルしたこと自体は、私にとっては問題ではありませんでした。

私が本当に辛かったのは、婚約者ビザは結婚や移住という私の人生を大きく左右することであるにも関わらず、しかも、既に移住に向けて取り組み、多くの人に移住すると伝えた後にも関わらず、私になんの相談もなく申請をキャンセルしたこと
そして、自己保身のために嘘をついて事実を隠そうとしたことでした。

結婚と移住は白紙。そして、私の人生設計、彼との信頼関係は、音を立てて崩壊しました。
つい昨日まで信頼し愛していた人が、「私の人生をぶち壊す敵」になった出来事でした。

まとめ:婚約解消?別れる?私たちが選んだこれからの関係

まさに寝首をかかれたような「婚約者ビザキャンセル事件」。

しかし先ほども書いたように、精神の弱っている人間に、話し合いを強いることはできません。私の気持ちを伝えることさえできません。彼には精神的に休養する時間が必要だったのです。

そして、私自身も精神的な休養が必要でした。そして、これからどうしたいのか考える時間も。
婚約者ビザのキャンセルは、婚約自体のキャンセルなのか?婚約関係は続くのか?婚約を解消するのか?交際を続けるのか?それとも別れるのか?私は一体どうしたいのか——?

結論を言うと、私たちは今でも交際を続けています

正直、「私の未来を無断で崩壊させるような精神不安定な男とは別れて次に進むべきだ!」とも思いました。
でも、そうしなかったのには明確な理由があります。

次の記事では、外国人男性のメンタル事情や価値観の違い、そして私が彼を理解しようとした理由についてお話しします。

どうぞお楽しみに。

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