
SNSやネットニュースを見ていて、心が一瞬「ギュッ(ウッ…)」となったことはありませんか?
家族仲良く幸せそうな投稿、投資で成功したという成功談、豪華絢爛な美しい女性たちの写真——画面の向こうで、どんどん進んでいく「誰かの人生」。
かと思えば、「日本の闇」「世界の闇」「戦争」「知らなきゃ危険」「このままじゃ生き残れない」——いわゆる"情弱煽り"投稿が続けて流れてくる。
実はこれ、心理学を応用した、令和のSNSビジネススキームなんです。不安や焦りを湧き上がらせて、それを消費で解消させるというものです。——なんか嫌ですよね。
何をやっても、何を買っても、泉のように湧き上がる不安や焦りを、根本から止めたくはないですか?もう、SNSに心を乱されて、無駄なものばかり買ってしまうのを、やめたくはないですか?
この記事は、"あなたにとって、本当に必要なものは何か"を確かめるためのものです。もう簡単にSNSで心を乱されない、無駄な消費にお金を使わない——そんな"新しい視点"の提案です。
今、ここから、あなたの未来を変えましょう。

私たちは、情報過多な世界に生きている
私たちはいま、意識しなくても情報に触れてしまう世界に生きています。
それは、本来、人間の脳が処理できる範囲を軽々と超えてしまうほどの、宇宙のように膨大な情報が満ちあふれた世界です。
目まぐるしいニュース、誰かの人生の切り抜き、広告、評価の数字——。知りたくないことまで、知らされる。見たいものよりも先に、違う何かを見せられる。その一つひとつは、強い刺激ではないかもしれません。けれど、小さな情報がとめどなく流れ続けることで、脳は休む時間を失い、心は落ち着く暇をなくしていくのです。
もしも私たちが、この情報過多な世界に対して何も対策を講じず、あるがままに情報を受け入れ続けてしまえば——それはある意味、「無意識の自傷行為」と同等なのではないでしょうか?
小さなスマホ、大きなリスク
現在、世界中の研究者や専門家たちは、情報過多な世界が人間に与える影響として、次のような点を懸念しています。
- 情報が多すぎることで、集中力が続かなくなる(注意力の断片化)
- 脳が休む暇を失い、慢性的な脳疲労が起きやすくなる
- SNSによって比較が過剰になり、自己評価が揺れやすくなる
- 現実よりもオンラインの反応(数字)が優先され、自己認識が外部化する
- 情報刺激が強すぎて、感情処理が追いつかなくなる
- 夜のスマホ習慣で睡眠が浅くなり、判断力や感情コントロールが落ちる
- 報酬系が刺激され、依存的にスクロールしてしまう構造にハマりやすい など
これらはほんの一部にすぎません。
私たちは、スマホを手に取る——たったそれだけで、これほど多くのリスクを抱えながら生きているのです。
そして、忘れてはいけないのは、大人でさえ心を振り回されてしまうこの環境で、まだ脳や心が発達途中の子どもたちは、より強く影響を受けてしまう可能性があるということです。

SNSを見ると、不安や焦りが強くなる理由
実は、SNSそのものが不安を生み出しているわけではありません。
SNSは、あなたの心の中にある小さな歪みを、拡張させて映し出す——まるでVRのようなものです。
SNSを見ているあいだ、私たちはただ「見ている」だけのつもりでいます。でも実際には、理想と不安を、同時に浴びています。スクロールするたびに、「美しさの基準」「成功の定義」「幸せの形」が刷り込まれ、気づかぬうちに「当たり前」が書き換えられていくのです。
現実が変わったわけでもないのに、自分には何かが足りなく思える。状況は何も変わっていないのに、急に心だけが置いていかれたような感覚になる。つまりSNSは、目の前の現実を変えるのではなく、「現実を見る目盛り」を書き換えます。そして、SNSの世界に没入しすぎた脳は、さまざまなエラーを起こし、現実から乖離してしまうのです。
例えるなら、家の中にいるのにVRのゴーグルをつけた瞬間、高層ビルの淵に立たされるのと同じです。落ちる危険はないと分かっていても、心と身体は本気で恐怖を感じてしまいます。
SNSで起きているのは、それと驚くほどよく似た現象です。
不安や焦りを感じたときに、ついやりがちな行動
SNSを見て不安や焦りを感じたとき、人はつい、【 調べる・学ぶ・申し込む・支払う 】といった行動へと向かいます。
実はこれ、単なる衝動ではありません。
脳が心のバランスを保とうとして、必死で行った"ドーパミンの応急処置"なんです。
夜のスマホ画面の光は、それだけでも脳の興奮状態を高めます。そこに、SNSの情報という刺激が重なる。
すると、「考え出したら止まらない」「スクロールが止まらない」「寝たいのに眠れない」——休むはずだった脳は、一気にカオス状態へと突入します。
口コミを読む。体験談を追う。“変われた人”の言葉をなぞる。これを知れば…、これを持てば…、これを買えば…。そう思いながら、気づけば、申し込み画面や決済ボタンを「ポチっ」。

この流れに、心当たりがある人、きっと、たくさんいるはずです。
……はい。私も、過去にありました。笑
一時的な安心感、そしてまた戻ってくる不安
決済を終えた瞬間、胸の奥がふわっとゆるむ。「とりあえず、これでよし!」←何が?笑
そのスクロールや決済は、少なくとも今夜の不安を一時的に黙らせてくれる。「行動した風」を感じているあいだ、心はひととき穏やかになる。それが、"安心の代わり"になる。
でも、数日後——
届いたものを前にしても、別に嬉しくない。購入した情報商材の動画を再生しても、心は思ったほど満たされない。知ったはずなのに、やったはずなのに、むしろ、余計にモヤっとする。
そしてまた、同じ夜が来る。同じ画面を開く。同じ問いだけが残る。——まだ、足りないのだろうか。
「足りないから不安」という思い込み
不安を感じたとき、私たちはそれを「足りない状態」だと考えてしまいます。
まだあれを勉強していないから、まだあれを持ってないから、まだあれをやってないから——けれど実際には、知っても、買っても、動いても、不安が完全に消えることはなかったでしょう?
なぜなら、あなたの不安の原因は、「足りないこと」ではないからです。
画面の中の世界や、他人の人生や、未来など、手元には「ないもの」へと意識を引きずられ続ける。そんな状態が続けば、心が不安定になるのは当然です。
「ないもの」は、毎秒、無限に生み出され続けているんです。残念ながら、ないものを全て手に入れることは絶対不可能。そして、全てを手に入れたところで、不安は消えません。
「ないもの」に意識を奪われ続けることは、極端に言えば、「現実に生きていない」とも言えるのではないでしょうか。だって、ないのだから。
不安の正体は、「宙ぶらりん」
SNSを見たあとに、心がギュッとなって、いてもたってもいられなくなるのは、あなたが弱いからではありません。あなたに非はありません。
実は心理学では、人が不安を感じるのは主に「状況や感情のコントロールを失ったとき(予測不可能・回避不可能)」だとされています。先が見えない不確実な状況、環境の急激な変化、自分の存在価値が脅かされたときなどが、不安を引き起こす代表的な要因です。
つまり不安とは、「足りないから」ではなく、脳が「危険かもしれない」と判断したときに立ち上がる、ごく自然な防衛反応なのです。
SNSは、この不安が生まれやすい条件を、あまりにも簡単に揃えてしまいます。
他人の人生の切り抜き。成功の断片。美しさの基準。理想の暮らし。そして、煽り。警告。恐怖。焦り——。それらを浴び続けることで、現実が変わっていなくても、心の中だけで「危機」が発生します。
だから私たちは、「この不安をどうにかしなければ」と動きたくなります。調べる。学ぶ。申し込む。支払う。そうすることで、「行動した」という感覚が、不安を一瞬だけ黙らせてくれるからです。
でも、その安心は長く続きません。なぜなら、不安の原因は、「今・ここ・自分」から引き剥がされたことだから。
SNSは、現実ではなく、"現実を見る目盛り"を変え、意識を未来へ、他人へ、外側へ引っ張っていく。地に足がついていない「宙ぶらりん」の状態です。
あなたが不安になったのは、何かが足りなかったからではありません。あなたの心が、コントロールできない場所へと連れていかれたからです。
心理学的には、不安は“はっきりとした危険ではなく、可能性としての脅威や不確実性に対する心配”として定義されており、未来を予測できない・回避できない状況で強く感じられる反応とされています(NCBI/NIH「Anxiety – Basic Concepts」より)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK590031/?utm_source=chatgpt.com

コントロールできるのは「今・ここ・自分」だけ
では、私たちが取るべき「最適解」とは、なんでしょうか。
- 意識を「今・ここ・自分」に戻すこと。
- 自分の意思で、自分の努力で、確実にコントロールできるものに、お金と時間と労力を使うこと。
- ビジネス戦略に流されず、「消費ではなく、投資として選ぶ」こと。
この3つです。
もしこのまま、焦りや不安のたびに「調べる・学ぶ・申し込む・支払う」を繰り返したら、あなたの時間も、お金も、心も、静かに削られていきます。
でももし、今日から意識を「今・ここ・自分」に戻し、確実にコントロールできるものに投資し続けたら——
10年後、あなたはきっと、比べる必要のない場所に、自分の足で立っている。SNSの向こうの誰かではなく、自分の人生を生きている。そして、あなたが本当に叶えたかった夢を、ちゃんと現実にしているはずです。

まとめ:「今・ここ・自分」が10年後を変える
この記事を読み終わった後に、今まで没入していたSNSの世界が、「現実とは別の世界」として客観的に認識できていたら嬉しいです。そうすれば、心を乱され、無駄を重ねることはないでしょう。
どんな時も、「今・ここ・自分」それを忘れないでください。
さぁ、あなたは、どんな10年後を望みますか?
"新しい視点"で、10年後の未来を変えていきましょう。

