みなさんこんにちは、心をほぐすセラピスト:あやかです。
昨年、2025年のクリスマス、K-1ビザ(婚約者ビザ)申請後、初めてESTAでアメリカへ行ってきました。
結論としては、拍子抜けしてしまったほど、サクッ!と入国することができ、無事、彼の家族と楽しいクリスマスを過ごすことができました。
ですが、「K-1ビザ申請中に渡米したら入国拒否された」「別室送りになって、スマホもない状態で質問に答えるのが大変だった」「ビザがおりるまで恋人に会えなかった」という体験談をいくつも目にしていた私は、不安で夜も眠れず、入国審査待ちの列では胃が口から飛び出そうになっていました。
アメリカで彼の家族と楽しいクリスマスを過ごすか、入国拒否されて日本で泣きながら一人でクリスマスを過ごすのか。まさに天国と地獄!!!後悔しないようにたくさん調べあげ、出来る限りの準備をして、K-1ビザ申請中のESTA入国に挑みました。
この記事では、K-1ビザ申請中に入国拒否されるケースがあるという事実と、実際に私が入国したときの体験を、リアルな温度感で書いていきます。私と同じように、ビザ申請中にアメリカ入国しようと思っている人や、これからビザを申請しようと思っている人にとって、参考になったら嬉しいです。

入国拒否されるケースは実際に存在する
K -1ビザ申請中にESTAで入国しようとして、拒否されたケースは実際に存在します。
これは噂話ではなく、実際にVisaJourneyやRedditなどの海外フォーラムや、様々なブログやSNSで体験談として確認できる事実です。
ただし、その件数がどのくらいあるのか、どの程度の割合で起きているのか、については、公式な統計は公表されていません。なので、「よくある」「頻発している」「ほとんどの人が引っかかる」とまでは言えません。拒否されるケースはゼロではありませんが、どの程度の頻度で起きているかは公表されていない、というのが現状です。
入国できるかどうかの最終的な判断は、担当する入国審査官です。細かい質問をしてくる審査官もいれば、簡単な質問でけで済ませる審査官もいるので、よく「どの審査官に当たるか運次第」「当たった審査官との相性が悪かった」などと捉えられがちです。
しかし、彼らも気分で判断しているわけではありません。彼らは、アメリカ国土安全保障省(DHS)傘下の税関・国境警備局(CBP)に所属する、国家公務員(法執行官)です。責任のある仕事を任されている人たちです。
だからこそ、きちんとESTAのルールを理解して、受け答えの注意点を押さえておけば、入国できる確率はかなり上がると思われます。
入国拒否されてしまう理由
大前提、K-1ビザの申請中でもESTAを利用することができ、一時的な短期滞在が認められています。
入国審査官は、あなたの今回の滞在が「一時的な滞在であるかどうか」「ESTAの範疇であるかどうか」「禁止事項を破るおそれはないか」など、慎重に確認する必要があります。
入国審査であらぬ疑いをかけられないように、そして、知らず知らずのうちにルールを破ることのないように、ESTAでの入国の条件・禁止事項を事前に正しく理解しておきましょう。
ESTAで定められた条件
日本国籍者はESTAの利用対象で、観光(旅行・休暇)、知人・恋人・家族の訪問、短期の商用目的(会議、展示会、視察、打ち合わせなど)、トランジットなどを目的とした、90日以内の短期滞在が可能です。
滞在後は必ず出国することが前提です。滞在先はホテルでも個人宅でも可能です。
ESTAで定められた禁止事項
入国審査を受ける前に、正しく理解しておきたいのが「ESTAの禁止事項」です。ここをきちんと理解できていないと、悪意がなくても「ルールを破る可能性がある人」と見なされてしまうことがあり、別室送りや入国拒否になるリスクがとても上がってしまいます。
- 90日を超える滞在
- アメリカで働くこと(有給・無給問わず)
- アメリカで収入を得ること
- 永住目的の入国
- ESTAで入国して、そのまま住み続けること
- ESTAを使って結婚や移民の手続きを進めること など
これらに関する質問の受け答えの練習は、いろんなパターンを想定して準備しておいた方がいいと思います。入国審査官にとっては、これが一番の確認しておかなければいけない点なんです。もしもこれらについて聞かれたら、「ルールを破る意思はない」ということを明確に示す必要があります。
入国拒否の可能性が高いNG解答例
帰国日の航空券のない状態での長期滞在や、結婚や移住の準備と思われるような話をしてしまうと、“移住の前倒し”として捉えられ、別室送りや入国拒否になってしまう可能性があります。
例えば、
- 帰国日をはっきり答えられない
- 「特に何も決めていません」「しばらく滞在します」といった曖昧な表現
- 今回の滞在の話と、将来の結婚・移住の話が混ざってしまう
- 移住の準備を進めると捉えられるような表現
- 就労につながる活動と誤解される言動
- 説明に不透明な箇所や辻褄の合わない箇所がある
- 聞かれていないことまで、必要以上に説明してしまう
こうした受け答えは、ESTAの条件である「帰国を前提とした一時的な滞在」なのかどうかが見えにくくなってしまいます。

入国審査の時の重要なポイント
まずは、いつものESTA入国の際と同じように、帰りの航空券の購入、十分な資金を準備しておきましょう。そして、滞在先の住所や連絡先の情報は事前にメモしておくと慌てずにみます。また、日本での収入源についても聞かれたら答えられるようにしておきましょう。
そして、今回はK-1ビザ申請中の入国審査ということなので、以下のことが重要なポイントとなります。
- 帰国日・帰国便の情報
- 滞在の目的や行動計画
- 滞在中に結婚しない意思表示
- 滞在中に働かない意思表示
- 滞在中に移住の準備を進めない意思表示
- 絶対に嘘をつかない
- 簡潔に短く答える
- 聞かれてないことまで答えない
今回は短期的な一時的な訪問であることを強調し、結婚や移住に関することは今回の滞在では何も進めないという意思表明ができると安心です。
また、フレンドリーなタイプの入国審査官が相手だと、ついつい気が緩んで、恋人のことや将来のことなど余計な情報まで話してしまいがちです。そうすると、どんどん別室送りや入国拒否のリスクが上がっていきますので、気をつけましょう。
【実体験】私が受けた入国審査
不安で不安で夜も眠れなかった私は、事前に想定される質疑応答を30個ほどリストアップし、何度も何度も英語で練習をしました。ですが、それでも、最後まで自信を持つことはできませんでした。
とにかく英語のやり取りの不安が一番大きかったです。
英語での日常会話にはほとんど問題がないものの、緊張して頭が真っ白になって、質問の意味がわからなくて答えられなかったらどうしよう…とすっかり怯えていました。
さぁ、いざ入国審査、私の番!人生を賭けた、一か八かの大勝負!!!(大袈裟)
実際の入国審査の質疑応答
担当してくださった入国審査官は、おそらく30代ぐらいの白人女性の方でした。
まず聞かれたのは、「入国・滞在の目的」「滞在予定日数」「帰りの航空券」、まずは想定していた基本的な質問に、順調に英語で受け答えました。
次に、「滞在先の住所」の質問で、彼の家の住所を暗記出来なかった私は、予め聞かれそうな情報を英語で書いてまとめておいた紙をポケットから取り出し、その紙を入国審査官に見せました。入国審査官は、その紙を受け取りサッと全体に目を通し、私に紙を返しました。
そして、次に聞かれたのが「果物や野菜は持っているか」という質問。もちろん持っていなかったのでNOと答えると…
まさかの、以上終了!!!えーーー!?!?!?!?
たった5つの基本的な質問でサクっと終わりました。
入国審査を終えて
「唖然、拍子抜け」これがいちばん正確な、その時の気持ちの表現です。
私は別室送りの確率予想90%で構えていたので、もう、本当に、なんだよ…とヘナヘナっと膝をつきそうになりました。私、すごく準備したんだよ!何回も何回も練習したんだよ!もっと聞いてよ…と、もはや淋しいような、虚しいような気持ちさえありました。笑
入国審査官の女性に笑顔はなく、当然ながら緊張感はありましたが、威圧的な雰囲気やほじくり返すような質問は一切なく、淡々と確認をして終わったという感じでした。
もしかしたら、今まで過去10年以上の、幾多のアメリカ入国の経験の中で、いっちばんシンプルな入国審査だったのではないかと思います。
というわけで、とんでもなくいい形で私の予想は裏切られました。神様、仏様、ありがとうございます!!!!!
【考察】今回なぜスムーズに入国できたのか
あくまで私の考察でしかないのですが、「K-1ビザ申請中でもESTAでの入国がスムーズにいった理由」になり得る点をいくつか挙げると、
- 短期(8日間)の滞在であること
- 帰国予定が明確であること
- 滞在の目的(クリスマス)がはっきりとしていたこと
- 英語の受け答えがスムーズであったこと
- 過去に期限を超えた滞在歴などがないこと
- 必要な情報を紙にまとめて提示できたこと
などが大きいかなと思います。
必要な情報を紙にまとめておいたことで、余計なやり取りが増えずに済んだのは、大正解だったと思っています。もしも別室送りになってしまったら、スマホも使えないとのことなので、「必要な情報は紙にまとめてポケットに入れておく」はマストです。

まとめ:理解と準備が運命の別れ道に
K-1ビザ申請中でも、ESTAでの入国が必ず拒否されるわけではありません。一方で、拒否されるケースが存在するのも事実です。
その違いを分けるのは、運などではなく、「仕組みを正しく理解した状態で臨めているか」そして、「十分な準備ができているか」なのではないかと、今回の経験を通して感じました。
- 嘘をつかずに正直に、今回の入国の目的と計画を簡潔に伝えること。
- ESTAでの入国中に結婚や移住や就労をしない意思表示をすること。
- 英語での質疑応答の練習や紙にまとめておく準備をしておくこと。
この3つを押さえておくことで、入国拒否のリスクはかなり減らせると実感しました。
実際に私が準備した、入国審査対策の「質疑応答リスト(日本語版・英語版)」「気をつけることリスト」「必要な情報をまとめた紙」については、次の記事でシェアしたいと思います。
私のこの体験が、同じように不安を抱える誰かにとって、参考になれば嬉しいです。

